一戸建て2・3階への冷蔵庫・洗濯機の搬入
3階に吊り上げた冷蔵庫を別の窓から吊り下げて2階に搬入
吊り上げも吊り下げも非常に難易度が高い
どの業者にも断られ困った末にホームレンジャーに連絡をいただいた

非常に難易度が高かった冷蔵庫・洗濯機の搬入・搬出の事例を紹介します。吊り上げ、吊り下げ作業を日常的に行うホームレンジャーでも、ここまで難易度の高いことは珍しいというほど難しい事例でした。

  1. 何社にも断られた冷蔵庫・洗濯機搬入の見積り
  2. 3階へクレーンで冷蔵庫・洗濯機を搬入
  3. 洗濯機は3階に設置
  4. 冷蔵庫を3階から吊り下げて2階に搬入
  5. 古い冷蔵庫を2階から吊り下げて搬出し作業を完了

1.何社にも断られた冷蔵庫・洗濯機搬入の見積り

新たに購入した冷蔵庫と洗濯機を、それぞれ一戸建ての2階と3階に搬入し、2階にあった古い冷蔵庫は搬出したい、というお客さまからお問合せいただきました。

ちなみに冷蔵庫は幅と奥行きが70cm弱、高さが187cm弱、重さが約108kg。洗濯機は幅が64cm弱、奥行きが72cm強、高さが106cm、重さは約82kgという大きさです。

下の写真が、そのお宅の玄関側の写真です。

3階建てのお宅(窓が見えるのが3階)

冷蔵庫も洗濯機も玄関から階段を通って搬入できないため、どちらも吊り作業で搬入する必要があります。

写真からおわかりのように、道路に面した窓は3階にしかありません。2階の窓は家の裏側にあるのですが、裏側は壁面からすぐに土地が下がっており、しかも下がったすぐ隣にお隣の家が建っているので、作業スペースが充分ではありません。

裏手の窓から見下ろした様子(隣家が近いのに加え一段下がっている)

裏側にはクレーンが入れないのはもちろん、人が立つのがやっとのようなスペースしかなく、脚立を置くことも困難です。そのため人力による吊り作業、いわゆる「手吊り」により吊り上げて搬入することもできないという状況です。

こうした物理的な条件から、搬入の選択肢は「吊り上げて3階の窓から搬入する」の一択でした。この3階の窓も柵があるので、実際の開口部はかなり狭いです。加えて電柱がすぐ近くにあり、電線も少々気になる位置に架かっています。

複数というか多数の業者さんから搬入を断られたのは、こうした理由があるからです。そして困ったお客さまが最終的に辿り着いたのがホームレンジャーでした。

お客さまに現場の写真を撮っていただければ、たいていの場合は吊り作業の可否を判断することが可能です。ですが今回は非常に厳しい条件のため、現地を確認した上で判断しました。

その結果、かなり変則的なプランですが「搬入・搬出は可能」と判断しました。

考え出したプランは次のようなものです。

まずクレーンで冷蔵庫と洗濯機を吊り上げ、3階の窓から家の中へ搬入します。洗濯機はそのまま3階に設置、冷蔵庫は3階の裏側の窓から吊り下げ、2階の窓から搬入します。

そして元々お使いだった冷蔵庫は2階の裏側の窓から吊り下げ、地面に降ろすことにしました。裏側での吊り上げは不可能でしたが、不要になる冷蔵庫の吊り下げは可能という判断です。

かなり変則的で複雑かつ難易度が高く、慎重な作業が必要なので、作業員の数も6名という作業プランです。

通常の吊り作業と比較するとかなりリスクが高い作業です。なにしろ文字どおり何社にも断られた作業です。冷蔵庫や洗濯機を壁などにこすってしまう可能性もあることを正直にお伝えしました。

お客さまが最優先するのは「冷蔵庫をきちんと動作できる形で搬入すること」であり、とにかく搬入できないと困るとのことだったので、リスクを承知の上で契約ということになりました。

2.3階へクレーンで冷蔵庫・洗濯機を搬入

ここから作業の様子をご紹介します。作業当日にホームレンジャーの作業開始前に新品の冷蔵庫と洗濯機が運ばれているよう、スケジュールを調整しました。

駐車場に置かれた新品の冷蔵庫と洗濯機

この日使用するのは2トンショートトラックにクレーンを搭載した車両です。狭いスペースでも作業できるため、写真のように作業中も道路をふさいでいません

道路をふさがずに作業できる小型のクレーン車

まず、吊り上げる冷蔵庫・洗濯機が壁などに多少接触しても大丈夫なよう、引越しで使う梱包材で保護します。

箱に入ったままの状態では窓の外の柵とぶつかってしまうほどギリギリの隙間しかなかったため、一度箱から出して梱包しました。上の写真で青く見えているのが梱包材です。

線、電柱が近くかなりギリギリでしたが、見積りの段階で現場の様子を確認し、安全に作業できることを確認済みです。

クレーンと電線がかなり近く見えます

とはいえ、やはりかなり慎重な作業を要求される現場でした。

クレーン上方にも注意しながら慎重に吊り上げ

おかげさまで無事に屋内へ冷蔵庫を搬入することができました。

クレーンで3階に吊り上げて搬入した冷蔵庫

3.洗濯機は3階に設置

窓から搬入した冷蔵庫・洗濯機を部屋の外に出す際も、サイズがギリギリなのでドアノブを外しました。

冷蔵庫・洗濯機が通るようドアノブを外した様子

洗濯機は3階に設置し、給水・排水ホースを接続してしっかり排水できるところまで確認しました。

洗濯機を設置し、直ぐに使えるよう給水・排水を確認

4.冷蔵庫を3階から吊り下げて2階に搬入

次は裏側にある3階の窓から冷蔵庫を人力で吊り下げ、2階の窓から運び入れる作業です。

まず3階の裏側の窓の外の柵を外します。

通常は基本的に柵を外すようなことはしません。外さないと搬入が不可能であったため、やむを得ず、お客さまの了解を得た上で行ったことです。通常、こうしたベランダの柵の取り外しはハウスメーカーさんにお願いしてもらっています。

今回は幸いにも取り外し、取り付けが比較的容易な構造であったことに加え、お客さまにリスクを説明し了解を得ていたため取り外しを実施しました。これができなければ今回の搬入は不可能でした。

窓の外の柵を外す

上の写真で柵の下に採光用の窓があるのがおわかりいただけるでしょうか。下は柵を外した後、見えやすくなった採光用の窓をアップにした写真です。

3階窓の外、2階の屋根に見える採光用の窓

このままの状態で100kg以上の冷蔵庫を降ろそうとすると、この窓の上に冷蔵庫が載ってしまいます。この上をずらしながら降ろす必要があるので、作業が困難です。というようりも窓やその周辺が壊れてしまい兼ねません

そこで用意したのが倉庫で荷物を保管する際に使用するパレットです。ホームレンジャーを運営する株式会社不動管理では倉庫での荷物保管も行っているため、こうしたものがあります。

パレットを置いてみたところ、明かり取りの窓をうまく保護できました。狙い通りです。

ちょうど窓をまたいで置けたパレット

最初の方で見せた写真をもう一度下に貼り付けますが、この写真の左下に見えているのがパレットの角です。室内から窓を跨いで屋根の際にちょうど届いているのがおわかりいただけると思います。

左下がパレット。ちょうど採光用の窓を跨いで設置できている。

実際の搬入作業の際は、パレットの下に養生板を敷きました。さらにパレットがずれ落ちてしまわないよう、ベルトでしっかり固定します。

養生板を敷いた上にパレットを置きベルトで固定

この上に冷蔵庫を載せ、3名がかりで3階から慎重に冷蔵庫を吊り下げます。2階ではやはり3名が待ち受け、吊り降ろした冷蔵庫を2階に引き入れます。

3名がかりで慎重に冷蔵庫を吊り下げ

徐々にずらして降ろします

こうして2階の窓から再び家の中に搬入、設置することができました。

新しい冷蔵庫を2階に設置

5.古い冷蔵庫を2階から吊り下げて搬出し作業を完了

次に元々2階で使っていた冷蔵庫を搬出します。

さきほど3階から冷蔵庫を運び入れるのに使用した裏側の窓から、やはり人力で吊り下げて地面に降ろしました

新しい冷蔵庫を搬入した窓から古い冷蔵庫を吊り下げて搬出

冒頭でご説明したように、家の裏側はかなり狭くなっており、しかもすぐお隣の土地は一段下がっているため、降ろすだけでもかなり難易度の高い作業でした。

こちらも6名がかりで、かなり慎重に作業し、おかげさまで無事に完了することができました。

昔と比較すると家電が大型化していますが、家の構造は変わらないどころか、むしろよりコンパクトでスペースを有効活用した設計の家が増えている印象です。

またキッチンや水回りが1階ではなく2階、3階にあるという設計のお宅も増えています。

そのため「大型の冷蔵庫やドラム型洗濯機の搬入・搬出を断られる」ということが多発しています。

そうしてお困りになったお客さまからのお問合せが、ホームレンジャーには日々寄せられています。

物理的に不可能な条件であればもちろんお断りしますが、今回のように「何社にも断られた搬入」をホームレンジャーでお引き受けし、成功するケースが増えています。

大型の冷蔵庫やドラム型洗濯機、またソファーやテーブルなどの大型家具の搬入・搬出でお困りの方は、是非ホームレンジャーにご相談ください

自社を出発する際、吊り作業で役立つと考えパレットを積んでいきました

フリーダイヤル:0800-555-8451